【 店主コラム 】「五感」を使って長くあそべる”日本の木のおもちゃ”

10月というのにまだまだ暑い日が続きますね。
先日、スタッフしほちゃんの犬友さんが『まちなかの森』に遊びに来てくださいました。

インスタでつながった茨城県のワンちゃん2頭とご対面。初対面の4頭がドッグラン代わりに『まちなかの森』を堪能してくれました。

アスファルトの駐車場ではまだまだ暑い時期、芝生代わりに植えたグランドカバーのディカンドラが、彼らの暑さを和らぐお手伝いをしてくれたことでしょう。

真っ黒のアスファルトは熱を吸収するので、芝生に比べて温度が約15℃も高いとのこと。地面から近い犬と人間では体感温度に17度も差があるので、なおさら暑さから守ってあげないと…ですね。

暮らしの中で、地球温暖化を一人一人が意識して暮らすことで防げることができると、先日ニュースのキャスターが話されていました。

たとえば、庭に草花や樹木を植えることで、二酸化炭素排出を減らすことにつながります。デポーの庭の『まちなかの森』の木々たちも、温暖化防止に少しはお役に立っているようですね

温暖化防止に森林が役立っている=高温多湿な気候に恵まれた日本は国土のなんと2/3が森林!世界でも有数の「森林大国」ってすごくないですか?がんばれ!ニッポンの木々たち!ストップ温暖化!

ところで日本に存在する樹木の種類は900〜1000種もあるのって知っていましたか?
種類の多さにビックリです。

樹木の 種類を大きく分けると「まっすぐ伸びて育ち、柔らかく軽い『針葉樹』(スギ、ヒノキ、マツなど)と「曲がりくねって成長し、硬く重い『広葉樹』(ブナ、サクラ、カエデ、クルミ、クリ、センなど)」の2つ。

それらの特徴を上手く取り入れた『日本の木のおもちゃ』をいくつか紹介します。
よく使われている木は『スギ・ヒノキ・マツ・ブナ・サクラ・カエデ・クルミ・クリ・ナラ・セン』など。

子どもたちは、樹種それぞれの質感や色・香り・肌ざわりの違いを、遊びながら五感を通して感じとっているようです。

その①:【THIS IS VEHICLE】
ディス イズ ビーグル(小石製作所)

あえて着色をせずに樹木の「色」を活かした仕上がりが特徴のひとつでもあります。

黄色みが強かったり、深みのある茶色だったりと、木が持つ本来の「色」を組み合わせて作られたクルマのおもちゃは、ふれる心地よさ、木目の美しさが五感に伝わります。

『クルミ・ナラ・サクラ・ブナ』などの硬い木で作られているので、少々乱暴に遊んでも壊れにくいのも良いですね。

積み木で作った街並みの中を走らせても良いし、お部屋のインテリアとしても最適です。ミニマムなデザインなので永く愛されることでしょう。

その②:【くるりんカー】(Let Wood Be)

白く優しい色の『カエデ』で作られたクルマのおもちゃ。

付属の坂を使って滑らすと、床に着地と同時にでんぐり返しをしてまた走り出します。子どもは予想もしない動きに驚いて繰り返して遊びます。

いろんな坂を使ってどんな動きをするかを確かめるのも良いですね。ほっこりする動きは大人も癒されます。無塗装仕上げですので赤ちゃんが舐めても安心。出産のお祝いにも喜ばれています。

その③:【不思議なイス・てるぺん】(山の楽校)

柔らかく軽い『スギ』の特徴を上手く使ったイスのカタチをした積み木。高く積んだ積み木が崩れてきても痛くない重さなのも良いですね。

シンプルな「一つのカタチ」をたくさん組み合わせることで「無数のカタチ」が生まれてきます。複雑な造形に挑戦するにはバランス感覚」「手先の器用さ」が必要となります。

繰り返し遊び込むことで「チャレンジ精神」創造力をはじめ「集中力」「やり抜く力」などが育まれます。大人が子どもに負けない力作を真剣に作ってみるのも良いですね。

おまけ:【組み木の節句人形】(遊プラン)

木目の美しい『セン』と加工性に優れた『ブナ』の2つのシリーズがあります。どちらも飾って美しく、樹種の色合いや木目を楽しめる仕上がりになっています。

『男雛・女雛』『三人官女』『五人囃子』など、段ごとに一枚の板を切り抜いて作られており、パズルを完成させるように箱に片付けるのですが、木目がすっきりと揃うのが気持ちよくってたまりません。

眺めて楽しむことはもちろん、飾るときは「積み木遊び」片付けるときは「パズル遊び」と『楽しいこと』が盛りだくさん。大人からも子どもからも愛され続けている組み木の節句人形です。

日本の森で育った『スギ』『ヒノキ』『ブナ』『サクラ』などの「良さ(特徴)」をうまく活用して、作り手(おもちゃ作家さん)が丁寧に仕上げた木のおもちゃたちの「肌ざわり」をはじめ「安全性」や「魅力」が伝われば幸いです

近くのショップや全国のおもちゃ美術館で、実際に『木のおもちゃ』を手に取って体感してもらうと伝わるのが早いかもしれませんね。

作り手の思いや願いが込められた『木のおもちゃ』を使って、大人も一緒に遊んでみてはいかがでしょう?精巧に作りこまれた『木のおもちゃ』は大人も十分楽しむことができます。というかハマってしまいます。

子どもにとって『遊び』はすべてが『学び』です。『生きるために大切な力(非認知能力)』が育まれる瞬間を、ぜひ大人も一緒に実感・体感してみてください。

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