我が子から孫の代まで。ずっと伝えていきたい木のおもちゃ

つい先日のことです。
初孫が生まれ、
晴れて『じいじ』となりました。

顔を覗き込んでは、
一人でにんまりとしています。
もう可愛くて仕方がありません。とは言え、
我が家では20年ぶりの赤ちゃん。
毎日ひやひやドキドキの繰り返しです。

赤ちゃんへのはじめての贈り物は
『さくらんぼ』
木でできた小さなガラガラです。
まだ生まれてくる前に
娘夫婦にプレゼントしました。
大きなお腹に向かって
声をかけながらカラカラと振ると、
ちゃんとお腹の中の赤ちゃんに
聞こえるようです。
胎児とのコミュニケーションに
『ガラガラ＆声掛け』は本当にお勧めです

まだ生まれてきて数日なので、
赤ちゃんは握って遊べませんが、
周りの大人がカラカラと振ってあげることで
赤ちゃんと繋がれます。

ここでも声掛けが大切。
たくさん語り掛けることをお勧めします。

実は、27年前長女が生まれたときも、
いちばん最初の贈り物が
この『さくらんぼ』でした。
お腹の中の長女に、
毎日声を掛けながらカラカラと
『さくらんぼ』を振っていたことは
今でも懐かしい思い出です。
ほんの先日の出来事のように思うけれど、
半世紀以上昔のこと。
ほんと月日が経つのは早いものです。

子どもたちには、誕生日プレゼントとは別に、
成長に合わせて
いろいろなおもちゃを買って帰りました。
娘が3歳になるまでは、ひと月に何個もの
おもちゃを買ったことがあります。
子どもの成長って、
はじめは本当に早いですからね。

「まだ『さくらんぼ』を
うまく握れなかったけれど、
今日はしっかりと握れるかな？」

「モノをつかんで両手でカチカチしそう！
そろそろ『はめこ』を渡してみよう！」

「少し大きなものを、
両手を使って持ち上げ始めた！
もしかしたら『カラーボール』を
持つことができるかな？」

毎日こんな感じで、
子どもたちの成長を楽しみながら、
いろいろなおもちゃでいっしょに遊びました。

子どもたちから教えてもらうことも
本当にたくさんありました。

握った『さくらんぼ』を横振りから
縦に振ることができるようになったとき、
次のガラガラ『ちゃこ』をプレゼント。
このおもちゃは腕を縦に振らないと、
音を鳴らして遊べません。
縦に振れるようになった喜びを、子どもたちは
全身を使って表現してくれました。

喜んで遊んでいるとき、
子どもが誤ってちゃこを
落としてしまいました。すると、
このおもちゃ、
勝手に遠くに転がっていくのです。
どうするのかな？とそっと見ていると、
まだ上手にハイハイができないカラダを
必死に使って、おもちゃに向かって
少しずつ進んでいったのです。
顔も手足も真っ赤にして…
子どもって本当に素晴らしい。