【 店主コラム 】 はじめての学びを育むおもちゃと家具

子どもにとって遊びとは?

起きている時間の大半を遊びに使っている子どもたちを見て「一日中遊んで暮らせたらどんなに幸せだろうか」と捉える大人が多いことでしょう。

大人にとっての遊びとは、息抜きや時間つぶし、娯楽や趣味の時間などであって仕事や学びとは正反対の位置のもの。

しかし、子どもにとっての遊びの時間はそれらとは違い「すべてが学びであって生きる力を育む時間」であるのです。

生後6ヶ月から12ヶ月までの赤ちゃんで11~13時間、1歳から3歳までの子どもで12~13時間が起きている時間の平均と言われています。

起きている時間の大半を遊んで過ごすのですから、子どもたちの学ぶスピードが速いのも、うなずけますね。

子どもにとって「遊びはすべてが学び」だとすると、遊び道具であるおもちゃ選びは重要ですよね。

ただ単に可愛いからや流行っているからでチョイスするのでなく、子どもの成長にとって本当に必要なモノは何なのか。

モノや情報が氾濫する現代。周りに流されず、本当に価値のあるものを見抜くための「目利き」を身につけたいものです。

今回は子どもの成長にあわせた「本当に必要なモノ」を選んでみました。

【 手をしっかりと使う 】
触れるから握る、握ったものを放す。小さなものをつまむ。つまんだものを回す。

赤ちゃんは自分の手や指が思いどおりに動かせるようになる喜びを感じながら成長していきます。

仰向けに寝た体勢で手を上に伸ばし、やっとの思いでおもちゃをつかんで振って遊ぶことのできる『ムジーナ』は赤ちゃんが大好きなおもちゃのひとつです。

つかまり立ちができるようになると歩行の補助器としても使うことができます。

ガラガラやおしゃぶりとしても遊べる『スターこま』もしっかりと指先をつかって遊べる人気のおもちゃです。

ハイハイがまだの赤ちゃんが腹ばいの状態で手を伸ばし、つかみたくても上手につかめず何度も叩くようにしているとふとした拍子にコマのように回り出します。

はじめは偶然でも意識して上手に回すことができるようになる様子を観察してみるのも良いですね。

1歳のころは指先で横からなでるように回していた子どもが2歳になると3本の指を器用に使ってコマ回しの要領で回せるようになります。

成長にあわせておもちゃとの関わり方が変わるのを気づく目を大人が持てるようになると良いですね。

おきあがりこぼしのように揺れたり、コマのように回ったり、遊び方が無限に広がる『GRAPAT』birdシリーズは出産のお祝いにも良く選ばれています。

【 目を上手に使う 】
ぎこちなくモノを追っている目は日を重ねるごとにスムーズに動くようになり、遠近の焦点も同じで少しずつですが合わせられるように。

そして、目と手と脳の機能がゆっくりとですがひとつになるのも一緒に遊んでいると感じることができます。

目の機能を上手に使えることが大きくなったときの運動神経とつながっているとも言われているので意識して遊びに取り入れることをおすすめします。

ゆっくりとした動きが赤ちゃんに優しい『モビール』は、少しずつ動いて形が変わって見えるので、赤ちゃんは見るたびに新鮮な気持ちなれるのが良いですね。

またいつも同じ場所にあることで安心感を与えてくれます。

坂を転がるおもちゃを使った遊びは、手と目の協調を促してくれます。
捕まえようと手を伸ばすけれど追いつけずをくり返している姿が愛くるしいスロープのおもちゃ『ニックスロープ』。

転がすおもちゃによって落ちていくスピードが違うので赤ちゃんの成長にあわせた遊びができるのも良いですね。

【 すぐに遊べる 】
あれして遊ぼう!こんなことがしてみたい!といった時にすぐに使いたいおもちゃや道具が手に取れることが子どもの成長にとても大切。

遊びたいおもちゃがすぐに手に取れるおもちゃの収納棚『白木棚』は可愛くおもちゃを整理して飾っておくとお部屋もすっきりとします。

逆に大きなおもちゃ箱におもちゃを片づけるのはあまりお勧めしていません。
箱の底にあるおもちゃで遊ぶにはおもちゃを全部出さないといけないし、おもちゃの一部がなくなっても気づかないままで遊べないおもちゃがどんどん増えていくのを止めることができなくなります。

おもちゃ棚を使うと片付け上手な子どもに育つとも言われています。

【 正しい姿勢で座れる 】
猫背になったり、すぐに椅子から離れようとしたり、足をブラブラさせたり、上手に食器を持てなかったり…、これらは、もしかしたら椅子の高さが子どもに合っていないことに原因があったりします。

だからと言ってどんどん大きくなる子どもの成長に合わせて新しい椅子を買うことは容易ではありませんよね。

そこでお勧めしたいのが『トリップトラップチェア』

子どもの成長にあわせて細かな調節が簡単にできて、いつでもベストな姿勢で座ることができます。

足置き台が正しい位置にセットできるので、モノをしっかりと噛むことができ歯並びが良くなると歯科医からも推薦されています。

これらの他にも子どもたちの学びをサポートするグッズは多くあります。発達にあわせた道具やモノ選びができる目を身につけたいですね。

そのためには、まずは子どもに寄り添い「今何を必要としているか」を観察して見つけることが大切なのではと思います。

これからも「子どもたちの成長に合わせた、暮らしに必要なモノ」ご紹介していきますので、ぜひコラムを愛読してくださいますように。

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