切妻屋根の建物が、木に囲まれている。
そんなイラストの名刺ができたのは、
2013年ごろ。
当時の旧店舗はマンション1階の
テナントでしたから、
そういう形ではありません。
ではなぜ?当時、
このイラストを描いたのは、スタッフ藤本。
「わたしの中のデポーのイメージを
そのまま描いたんです」
そしてそれから4年後…。
イラストはそのまま、
実物の新店舗のカタチになりました。
藤本のイラストは、
オーナー高田たちみんなの
心の中にあるデポーそのものだったからです。
何より驚いているのは、藤本自身。
「まさか、自分の絵が店になるなんて…。
ほんとうにいいんだろうか」と
未だに驚いています。
藤本とそのパートナーMさんは、
ご夫婦そろって、
デポーともう20年近くのおつきあい。
19歳で結婚し、
21歳になる2日前に長女を出産。
その時贈られ、子育てを助けてくれた
木のモビールや、
リングリィリング(naef社)は
今もデポーの定番です。
3人の姉弟のお節句の品は、
全部デポーで購入してくれました。
子どもたちの成長の一番大事なところを、
デポーとともに過ごしてくれていました。
Mさんは、大事な記念日には
藤本へのプレゼントも、
デポーで選ぶのが毎年の定番行事。
そのセレクトが、面白いんです。
ある年は、カリスト社の
うさぎのぬいぐるみに、おままごとの
木のニンジン(HABA社)をセットにして。
子ども達が大きくなってくると、彼は、
藤本にも内緒で、デポーで家族への
クリスマスプレゼントを買ってきたそう。
スティッキーにキャッチミー、
こぶたのレインボーレース…。
アナログゲームで遊ぶ家族の時間は、
かけがえのないものになりました。
実は、徳島で大人気の手作り
クラフト作家の顔も持っています。
けれど、ずっとずっと
デポーのスタッフになりたくて、
時機をねらっていたんですって。
デポーで働いていると、
「子育てをもう一度やりたい!」と思うそう。
だけど、「それはまた孫の時に…」と、
近い将来を夢見ています。
その時はぜひお孫さんに
「おばあちゃんの描いた絵が、
形になったんだよ」と
教えてあげてほしいですね。
夢は実現する、が
目の前に広がっていますから。
デポーの夢も、スタッフの夢も、延長線上。
お客さまとも生涯のお付き合い、
そしてスタッフとも生涯のお付き合いです。
【デポー年輪ものがたり:もくじ】
《第1話》~《第10話》
これからの予告
⑫エピローグ 25年後の夢
みんなの育ちを育む、まちなかの森
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木のおもちゃデポー
徳島市沖浜町南開330-1
088−656−0636
(月曜定休or祭日月曜は営業で火曜休み)
営業時間 10時~18時
駐車場は店舗前に10台 店舗前東側7台