店主コラム【コロナ渦での暮らしと親子の関わり】

コロナ禍で暮らしにくい日々が続いていると
耳にすることが多いのですが、
本当にそうなのでしょうか。
確かにコロナ流行前の暮らしと比べると
時間の使い方が大きく変わりました。
外出を控え自宅で過ごす時間が増え、
その時間の使い方に悩まれているのでしょう。

では、上手に使えたらどうでしょう。

今回のコラムは、
子どもたちと一緒にいる時間を素敵に使い、
親子の時間がとても大切で素敵で、そして
重要なものだと気づく手がかりになれば幸いです。

「一人で遊ぶ(遊んでくれる)
おもちゃってありますか?」

時々耳にするお客様からのご相談です。
毎日家事や炊事に追われて
大忙しのお母さんの気持ちもよくわかるので、
いつも答えに困ります。本当は
「子どもと向き合って子育てしたい」
っていうこともきちんと理解されていての
ご相談ですから尚更です。

お母さんを呼んだり泣いて訴えかけないと
一人で遊べない子どももいれば、
お母さんが心配するくらい
一人で機嫌よく遊べる子もいます。
子どもたち一人ひとり違います。

一人遊びをしてくれると助かるのも事実ですが、
子育ては今ここだけを見てはいけません。
1~2歳で一人遊びができるから
大人になったときに「生き抜く力」を
備えているわけではないですし、
その逆に乳幼児期に甘えん坊だった子が
12~14歳頃から途端に
しっかり者になったりすることもあったりします。

泣いて甘えたりするコトはその子の将来にとって
いま必要なコト。今ここで起こっている現象は
その親子にとって、きっと必要な関わりなのだと思います。
「一人で遊びなさい」と突き放す必要はないのです。

必要な時期に必要なものをたっぷりもらった子は、
自分自身を大切にしながら
のびのびと大きくなっていくことができ
「自己肯定感」の高い子どもに育ちます。
「親子の関わり」を通して、ことば(言語能力)、
感じる力(感性)、想像力、創造力、愛情、
情緒の安定と様々なモノを吸収していくので、
乳幼児期には可能な限り親子の時間を
大切にしてあげてほしいと考えます。

子どもとの上手な遊び方・時間の作り方に
「ニアネス・ディスタンス」があります。
積み木やおもちゃで少し子どもの相手をして
遊びのきっかけをつくります。
少しして子どもが集中して遊び出したら
様子を見ながら離れてみます。
子どもがすぐに止めてしまっても、
泣いて要求したりしない限り
そのままにしておきます。
「ニアネス」くっついて寄り添ったり、
「ディスタンス」離れて距離をおいたり。
それらを繰り返すことで、
少しずつ親子の愛着関係が育まれ、
ココロが安定し安心して
一人遊びができるようになります。

一人遊びは、おもちゃを使って
遊ぶことだけが一人遊びではありません。
床を手のひらでポンポンとたたいたり、
タオルをつかんで振ってみたり。
時々お母さんの顔を見て微笑んだりするのも
その子にとっての遊びです。
やさしく微笑み返してあげてください。
かまって欲しくてお母さんを求めてきた時、
時間があればそのまま応じてかまいませんし、
炊事や掃除などで手がふさがっているときはであれば
「言葉がけ」をしながら
相手になってあげるのも良いですね。

「お母さんはいつだってあなたの方を
向いてるよ」というのが伝われば、
子どもは安心して次の遊びを見つけます。

コロナ禍でできた「たくさんの時間」
上手に活用して、ステキな愛着関係で結ばれた
親子関係を築いてください。
自己肯定感を高く持った
大人に育ってほしいですね。
将来「コロナで楽しい時間がたくさんあったね」と
笑顔で語れるトキが来ますように。

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オーガニックな暮らし・木のおもちゃデポー
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