長引くコロナの影響で、子育てにおけるストレスや疲労が溜まりがちになりますよね。外出に制限がかかったり、周囲との関わりが減ったりすることで、不安になったり気分が落ち込むなど、メンタルな部分でのお困りごとがたくさん増えている方も多いのではないでしょうか。
今回のコラムでは、コロナ禍での子育て疲れの問題を探り、どう解決したらよいのかを考え、子どもの成長と親子関係の大切さについて書かせていただきました。
お母さんって自分自身のことは置いといて子どもや家族のことを先にしてしまいがちになりませんか?海外の女性雑誌が実施した調査では、母親の78%が「自分の健康管理をないがしろにしている」ことが明らかになったそうです。
その理由は「愛する家族のための時間に追われてなかなか自分のことに手が回らない」から。最も費やすのは子どもとの関わりの時間。その次にペットや、高齢の親戚、そして配偶者。自分自身のことは一番最後なんですね。
子どものお世話はもちろん大切なことですが、自分自身をケアすることはとても重要です。自分のことをきちんと管理・セルフケアのための時間を持つことで、より心が穏やかになれるし、暮らし全体が楽に感じられるでしょう。
セルフケアの時間を意識して確保することを習慣にしましょう。しっかりと意識して時間を作らないとつい後回しにしてしまいますからね。要注意です。
お母さんがイキイキしながらセルフケアを大切にしていると、子どもたちもそれを見て自分もするようになります。自分を大切にすることは家族を大切にすることにつながるのですね。
子どもたちのストレスケアについて少し触れておきますね。意識してカラダを動かす運動を取り入れたり、脳を活性化させるよう遊びを工夫したり。そして質の良い食事と睡眠を心がけることが子どもたちや家族の幸せにつながります。
太陽の陽を浴びながら公園まで一緒にお散歩したり、人混みが気になるならクルマで少しドライブして河原や海岸へお出かけしたりするのもいいですね。日光を浴びると、眠くなるホルモン「メラトニン」の分泌が抑制され、代わりに脳を覚醒させるホルモン「セロトニン」が分泌されるので「質のよい睡眠」につながります。
お出かけしたときのおすすめは「土いじり」。腸内細菌の数や種類を増やし、親子で元気なカラダを作るチャンスです。(土いじりと腸内細菌の話はまたの機会にコラムで紹介します。)
外に出なくても運動はできます。子どもが小さい時によくやったのが「クライマーごっこ」。大人のカラダの周りを、子どもが床に足をつけずに一周回るだけの遊びです。「地球一周」なんて呼んだりもしていたかな。大人も体力を使うのでここはお父さんの出番。お母さんは応援に回って家族で楽しんでください。
ハイハイ期の子どもなら「木球ころがし」がおすすめです。直径4㎝ぐらいの木のボールがあればたくさんの遊びができます。「はいどうぞ!」「ありがとう」と手渡しを楽しんだり、二個つかんでカチカチ打ち鳴らしたりと…。
転がるボールを眼で追いかける「追視」という行為は、子どもの将来の運動神経の発達ともつながっています。運動不足のお母さんには、一緒にハイハイしながらの追いかけっこもおすすめです。
カラダを使ったあとは「脳」を使って遊びましょう。カードやさいころを使ったゲームもおすすめですが、何もなくても遊べる「物語づくり」はいつでもどこでも楽しめて最高です。
保育所への送り迎えの時によく楽しんだものです。「むかしむかし、あるところにネズミの兄弟が住んでいました。一番上のお兄さんの名前はチュー太、二番目のお兄さんネズミの名前はチュー吉。一番小さな弟のネズミの名前は…。」と話したところで子どもにバトンタッチ。交代で話を作り物語をつなげていくのですが、思わぬ展開が待っていて、毎回違うオリジナルストーリーを目一杯楽しませてもらいました。
自宅の駐車場に到着してエンジンを切ると同時にお話を完結させるルールにしていたので、最後はハラハラドキドキ。エンジンを切るタイミングだけで、親子でワイワイと楽しんでいました。
少しゲーム性を持たせて楽しむなら市販の「ストーリーキューブス」や「メモリーカード」を使った物語づくりもおすすめです。
子どもと一緒に一週間分の献立を決める時間を楽しむのもいいですね。献立がすべて決まったら、次はどんな材料が必要かを出し合ってお買い物の準備。遊び感覚で関わってもらうことで、食に関心を持つこと間違いなし。まとめて買い物をするので、無駄遣いをせず家計にも優しいのもいいですね。
お手伝いすることで「私は役に立っている」「必要な存在なんだ」と子どもが感じる機会が生まれます。「ありがとう」「助かるわ」としっかりと声をかけてあげてくださいね。自己肯定感を高く持った子どもに成長してくれます。
コロナとお付き合いする暮らしはもう少し続きそうです。子育てのストレスや疲労が溜まる前に、子どもとの時間を喜びや楽しみに変えられる工夫を「ほんのちょっと」スパイスのように加えられるといいですね。
少し疲れたかな…、と感じたらここに立ち寄ってみてください。少しほっこりすることがあるかもしれません。
その前に「セルフケア」。お母さんがほっこりできる時間を意識して確保してください。
知り合いと電話でお話したり、お出かけしたり…。子どものことはお父さんに任せて「今週末は朝寝坊の日!」なんてのもいいですね。のんびりぼちぼちと子育てライフを楽しみましょう。
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