徳島市沖浜町で 木のおもちゃデポーを経営しながら、
子育てアドバイザーとして活動している 高田健司です。
昨日に引き続き、先日開催した『積み木遊び』の様子をご報告。
午後2時からは2歳児の男子とそのご両親が遊びに来てくれました。
今回のお母さんの悩みは
「どう子どもに関わっていけばいいのか?」
「うちの子は遊べているのだろうか?」
この悩みもよく相談を受けます。
特に男の子のお母さんから聞くことが多いかな。
今日もそのパターンです。
ご家族の様子を見てすぐに「大丈夫!」とお答えしました。
じゅうぶん子どもに関われていますし、子どももしっかりと遊んでいます。
まだ腑に落ちない顔をしているので、さらにお話しを聞いていくと
「積み木は持っているけど、遊べていないように思う。」とのこと。
ふむふむ。
「放ったらかしにしていると遊ばない。」
「自分で積んではすぐに壊すの繰り返し。」
「積むことをあまりせずに並べるだけ。」ふむふむ。
お答えします!すべて発達のみちすじ通りの行動!
子どもは周りの大人と関わりを持とうとし、
その関わりの中で多くのことを学ぶのです。
ひとり遊びができるようになるのはまだまだ先。
『テレビ漬け』『スマホ漬け』にすればかなりの時間画面にひとりで向かっています。
でもそれは遊んでいるようにみえますが、遊んでいるのではなくおもちゃやテレビに遊ばれているのです。
積み上げた積み木を自分で崩す行為を繰り返すのも2歳児の発達におけるみちすじからの行動。しっかりと作り上げる為の準備段階とでもいいましょうか、積んでは崩すを何度も繰り返します。大人が積んだ積み木を壊しに来るのもこの頃の特徴です。
ではなぜ?
それは『自らが関わっていくこと(原因)でカタチが変化すること(結果)の喜び』を味わっているのです。決して「お母さんへ意地悪をして喜んでいる!」のではありません。(^-^)/
積み木は積むものと考えてしまうのは大人。子どもは自由な発想で遊びます。並べたり積んだり、転がしたりカチカチと打ち鳴らしたり。お友達とお話するかのように語りかけたりもします。
積んだ積み木をジェンガのように抜き取って遊んでいる姿を見たときは「さすが!」と手を叩いてしまいました。
しばらく遊んだら外が気になりだしたらしくパパとお散歩。その間にお母さんといっしょに積木遊びを楽しませてもらいました。「ここに置いて~、次はここに。」四方向に同じ向きで置いて行ってもらいました。「これ面白い!これなら私も楽しめる!はやく家に帰ってしてみたい!」と乗ってきたところでボクちゃんが再登場。
お人形を上手に置いていってくれました。大人の行動をよく見ているのですね。一つひとつ丁寧に置いていく姿を見て「うわ~すごい!」と感動するお母さん。そうなんです!自分たちが考えている以上に子どもはしっかりと遊べるのです。
さらに彼は中央にできた穴に興味を持ったようで何度も覗き込んでは何かをしたい様子。「どうぞ!」と声をかけると、人形をそっと穴の中へ入れました。
かわいいですね。
そのあとは、中の人形を取り出そうとして腕をおもいっきり突っ込んで積み木は大破!ちゃんちゃん!(´∀`)
徐々に積み木とお部屋に慣れてきた様子で、最後は自分で積もうとしていました。まだまだ思うようには積めませんが、大人が関わることで少しずつ上手に積めるようになることでしょう。
お母さんの悩みも解決した様子・・・。(´∀`)
これからもいっぱい遊んで素敵な思い出を作ってくださいね。
最後まで読んでくださりありがとうございます。