めぐる季節の菱餅作り

自分の感覚を頼りに生きている私は
茹でたての旬野菜の鮮やかさや、
暑くなるに従い爽やかさが増す柑橘類に
季節移ろいを教えてもらいます。

そして、この年になり、暮らしの中で、
めぐる季節、季節ごとに
毎年同じことを繰り返すことを
うれしく感じるようになりました。

ペンキの剥がれた我が家、
この小さな平屋の台所で感じた1年を
ブログに綴ってみることにしました。

 –2月–

我が家の桃の節句には、
義母が娘の初節句から毎年欠かさず
三色の菱餅を作って送ってくれていました。

ところが、その母も80歳になり、
手が上がらなくなったと、
昨年より菱餅は届かなくなりました。
不思議なもので、ちょうどその頃、
私は友人から無農薬の餅米を譲ってもらい、
無農薬なので精米するのはもったいないと、
憧れの玄米餅作りに挑戦!

お餅は思っていたよりも簡単に美味しくでき、
餅つき作業が楽しくなりました。

電気餅つき機があれば、
餅米を一晩浸水し、餅つき機に入れるだけです!

【作り方】

①玄米餅が作りたいので、
餅米は精米機で3分つきにします。

(普通に販売されている餅米を使用するなら
精米されているので、
この作業は必要ないですよ!)

精米機と餅米

②餅米は、洗ってかぶるくらいの水に浸水します。

③一晩浸水したらざるに上げ、餅つき機に入れ
ボタンを押すだけで「むす・つく」の作業を機械がしてくれます。

蒸しあがった餅米がコロコロ回りながら
お餅になっていく様子は可愛いくて眺めてしまいます。

④今回は菱餅用にカットするので、
出来上がったお餅は、箱にラップを敷いておき
その中に入れて四角く固まるのを待ちます。

この箱にラップを敷くのは義母のアイデア、
お菓子などが入っていた箱にラップを敷いておくと、
くっつかないように片栗粉を使う必要もなく、
固まると綺麗にラップは剥がれてくれます。

赤は紅芋の粉、
緑はよもぎがなかったので、
ほうれん草を茹でたものを刻んで
「つく」タイミングで入れました。

⑤2日程おいて適度に固まった
お餅を菱形に切っていきます。

⑥紙で型紙を作り
型紙に沿ってお餅を切ります。

⑦出来上がり

この時期実家の庭に咲く可愛いピンクの侘助を桃の代わりに飾っています。
毎年きちんと同じことをしてくれる義母は憧れで、
子育て真っ最中には憧れるだけで自分にもできると思っていなかった。
そんな私も、この年になり、のんびりマイペースながら今年も菱餅作れて嬉しいな!

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