春には新緑にうっとりしていたとは思えない
手に負えない草に諦めムードの庭の畑を
できるだけ視野に入れずにやり過ごすこの頃
今年の夏は
暑かったぁ
処暑を過ぎて
頬にふっと風を感じる一瞬はあっても
まだまだその額には汗が滲みます。
毎朝、楽しみに淹れてたコーヒも
暑さで欲する気持ちがなくなり
今年の夏はお抹茶が
ピッタっと体にも気持ちにも添いまして
毎朝食後にいただいております。
茶道を極めたわけではありませんが
気軽におうちで楽しむ抹茶の
私の秘伝を紹介させていただきます。
//必要な道具
あげればキリがありませんが
最低必要なのは
・茶筅(ちゃせん)
より美味しくいただくには
・茶漉し(ちゃこし)
一度茶漉しでお抹茶を漉しておくと
ダマができずより美味しくいただけます。
<お抹茶のたて方>
①お湯を沸かします。
沸騰してから少しの間弱火にかけておいた方が
美味しいような気がします。
②茶筅とおしをします。
茶筅は乾燥していると折れやすく、
湿らせた方が弾力が出るので
一度茶碗にお湯を入れて
サラサラと茶筅をふり、お湯を捨てます。
③抹茶を2g程度
(小さじすりきり1杯ほど)を茶碗に入れます。
・・・茶漉し(ちゃこし)がない場合・・・
茶碗に10ml程度の水を入れ、粉っぽさが
なくなるまでサラサラと茶筅で混ぜます。
その後、熱湯を50~60ml程度注ぎます。
この方法だとダマができにくいそうです。
④沸いたお湯を少し落ち着かせて、
少し温度を下げてちょっと高めのところから、
細くジョロジョロと音を立ててお湯を注ぎます
⑤ 茶碗に左手を添えて、
茶筅は底から少し浮かして最初はゆっくり、
中程は素早く前後に動かします。
最後はゆっくり茶筅をうかして、
表面の泡をきめ細かく整えます。
カフェインが多いので
子ども向けではありませんが
我が家の子どもたちは
ミルクの上に抹茶の泡をのせて
抹茶オレにしていました。
千利休はお湯の沸く具合を
釜の音や景色から
・蚯音(きゅうおん)
お湯がわく直前のみみず(今はオケラの鳴き声と言われている)のような音
・蟹眼(かいがん)
お湯のわきはじめに小さな泡が出るころ
・連珠(れんじゅ)
小さな泡が連なってたちのぼるころ
・魚目(ぎょもく)
大きな泡が立つころ
・松風(しょうふう)
松の間を吹き抜ける風のような音がするころ
の、5つの段階に分け
「松風」のシュンシュンいう頃が
お茶に一番よい温度だと言われていたそう…
今日は「水羊羹」と一緒にいただきました。
夏のお菓子を秋らしく
いちじくと栗でおしゃれしてみました。
<水羊羹の作り方>
//材料
・こし餡 250g
・粉かんてん 小さじ1
・水 200cc
//作り方
①なべに水、粉寒天を入れて火にかける。
かき混ぜながら寒天を煮溶かし、
1~2分間沸騰させる。
②火を止めた後、こしあんを加えよく混ぜる。
③再び火にかけ、沸騰するまでかき混ぜる。
④少し冷めたら耐熱容器に入れて、
熱がとれたら冷蔵庫で冷やす。
台所でたてるお茶でも
細くチョロチョロと注ぐ水や
お湯の音、茶筅で茶をたてる音
細かな泡のなんとも清々しい緑色など
気忙しい朝ですが、一服の音や景色に
心を傾けたなら別の世界が広がるよう。
しおれそうだった体が
シャキッと元気になる気がします。
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