子どもの家具選び、特に「椅子」選びは
子どもが楽しく食事をしたり、
学んだりするために大切です。
今日は子どもの姿勢発達について詳しい
「山田こどもクリニック」の山田院長先生に
椅子選びについて教えていただきました。
Q:子どもの食事用の椅子を選ぶときに大切にしたいポイントはどんなことだと考えますか?
山田先生:子どもの椅子で大切なのは、子どもはどんどん成長して体が大きくなるので、子どもの体格や発達の状態に合わせて調整できるものがいいですね。食卓にセットをして、足が床から離れるタイプのものもありますが、足が床につく椅子を選ぶといいです。
Q:足が床につく椅子を選ぶといいのはなぜですか?
山田先生:小さな子どもは食事をするとき、体のバランス取って「座ること」と、「食べること」を同時にするには難しいと言われています。
体格に合った椅子に座るだけで、子どもは落ち着いて食事に集中できます。足が床から浮いていると、大人でも落ち着いて食事はできません。食事中良い姿勢を保つためには、足裏全体が床につくことが大切です。また、姿勢が悪いと誤嚥しやすくなるので、危険防止、誤嚥防止のためにも姿勢良く座る必要がありますね。
Q:何ヶ月ごろから椅子に座れるようになりますか?
山田先生:離乳食を開始するためには、安定して座れるようになることが必要です。体がグラグラしていては、食事に集中できませんし、何より誤嚥する危険もあります。
目安としては5~6ヶ月くらいになりますが、月齢ではなく、赤ちゃんを座らせた時に、赤ちゃんが自分自身の手で体を支えて、しばらく座っていられるようになった頃が「安定して座れるようになる」ということです。
Q:その時の姿勢で気をつけることはありますか?
山田先生:食卓の高さは子どものおへそとお乳の間ぐらいにあり、肘を食卓に載せることができるぐらいに調整する必要があります。
椅子が赤ちゃんの体に合わない場合はタオルやクッションを使って体がぐらつかないように工夫します。特に離乳食を始めた頃は、椅子に座ったとしても床から手を離すことで、赤ちゃんの体はまだ安定していないことも多いので、赤ちゃんの体に合わせて調整するのが望ましいのです。
立って歩く頃になれば、子どもの足首膝股関節の部分が90度になるように、座面と足の高さを調整します。足裏が床に全部ついていることが大切なポイントです。
山田先生ありがとうございました。
子どもが落ち着いて食事ができない時などは、
子どもを注意するのではなく、
環境が十分に整っているかを私たち大人が
見直すこともとても大切なことですね。
成長に合わせて細かく調整できる椅子を選び、
その上でタオルやクッションで
体に合うように調整したりするなど
工夫・改善もできるんですね!
環境が整えることで、家族みんなで
楽しい食卓を囲めたらいいですよね。
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