店主コラム【組み木のひな人形のお色直しの思い出】

新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
皆さまにとって素敵な一年となりますように！

『一月往ぬる二月逃げる三月去る』(いちげついぬるにげつにげるさんげつさる)とはよく言ったもので、お正月が過ぎると何かと行事も多く、春があっという間にやってきます。ほんと、年を重ねるごとに時間の経過が加速していきます。

春と言えば『桃の節句』。桃の節句で思い出すのが、幼い妹と一緒に歌った童謡『うれしいひなまつり』。そして桃色や黄色、緑などの明るい色の『ひなあられ』や『祝いの料理』です。優しい曲調や柔らかな色合いの食べ物が、春にお祝いする桃の節句にぴったり合っているなぁ…、と子どもなりに感じていたのを覚えています。ポカポカと温かい日差しのもと、妹と二人でお雛さんを眺めていたのをふと思い出しました。

26年前、娘の初節句に小黒三郎さんの組み木のひな人形を購入しました。どれも素敵なので悩んだ挙句『円びな五段飾り』に。小黒さんの組み木のひな人形は、桃色や黄色、緑など淡く優しい色調で、ボクの中にある桃の節句のイメージ通り。あたたかな木の色合いと淡いながらも鮮やかな染色がマッチして女の子のお祝いにおすすめです。

毎年、娘と妻とが一緒に飾り付けをしながら『組み木のひな人形』で遊んだり、片付けのときにはパズル遊びをしながら丸い木のケースに収納したりと、たくさんの思い出が詰まっています。

淡く優しい色の組み木のひな人形ということもあり、日の当たる部屋に飾っていると、経年劣化でほんの少しですが鮮やかさがなくなってくることがあります。
娘の段飾りも若干ですが鮮やかさを失い始めていたので、『お色直し』をすることにしました。小黒さんのメーカー元へ組み木の人形を送るととても素敵なことに、『色付け』を再び行ってくださるのです。とても嬉しいことだと思いませんか？