新しいことをはじめるのにぴったりな季節がすぐそこまでやってきました。春には部屋の模様替えやおもちゃの整理をして、暮らしをリスタートさせてみるのも良いですね。
今回のコラムのテーマは『主体性を伸ばす環境づくり』と『おもちゃ選びの必要性』について取り上げてみました。
AI時代の今、子どもたちに育んでもらいたい非認知能力の中のひとつに『主体性』があります。『主体性』とは、自分で考え、行動すること。主体性を育む鍵は、子どもたちの「好奇心」にあります。子どもの好奇心の芽を伸ばし、多くの体験を重ねながら子どもの経験値を上げていってほしいと願います。
【子どもの主体性を伸ばす「3つのポイント」】 1 子どもの好奇心を伸ばしましょう 2 子どもの好きなことを見つけましょう 3 子どもに手本を見せましょう |
【好きを発見し、好奇心を伸ばす環境づくり】
「好きを伸ばす子育て」にも書きましたが『知的好奇心』を伸ばすのには、好きなモノやコトに出合うことが大切。また出合った時に、すぐに行動できることも重要です。手を伸ばすとそこに目的のおもちゃがあって持ち運びだせる状態がベストです。そのためにも『おもちゃ棚』を準備することをおすすめします。
ハンマーなど遊びに必要なパーツも小さなかごに一緒に入れて片づけておくと、探す時間もなくなりすぐに遊びに取り組めます。またいつも同じ場所に同じおもちゃを片づけることで、どこにどのおもちゃがあるかを覚え、目的の遊びにすぐ取り組むことができるのです。
【主体性を育むおもちゃ選びの必要性】
子どもの好きなモノの代表格に取り上げられる『おもちゃ』。主体性を育むためには、仕組みがわかりやすい『おもちゃ』がおすすめです。
遊びながら「なんで?どうして?」と思ったときに、仕組みや原理が理解しやすければ自ら解決できますし、自分で考え行動することへとつながりやすくなります。
幼少期のおもちゃは、箱の中に消えたボールが転がりながら出てくる『パロ』、転がり落ちた小さな球がシロフォンの上を転がりながら音を奏でる『クーゲルバーン 』、坂をとことこ降りていく『どんぐりころころ』など、『好奇心』『探求心』をくすぐる「仕組み」や「原理」が一目でわかるモノをおすすめしています。
もっと小さな乳児期の子どもにも「なんで?どうして?」は生まれます。腕を振って鳴らす『さくらんぼ』。腕を上下に振って鳴らす「ちゃこ」。両手につかんで打ち鳴らす『カラーボール』や『はめこ』『丸スズ』など、シンプルな仕組みのおもちゃは、小さな赤ちゃんの「なんで?どうして?」を生み出すのです。
好奇心をくすぐりながら、子どもたちの「好き」や「興味」を引き出すおもちゃを、大人が正しく選ぶことが大切になります。日々の遊びを通して子どもの経験値を上げていきましょう。そしてその経験や体験は、非認知能力である『責任感』を生み、『やり抜く力』へつなげていきましょう。
【おもちゃ選びのポイント】
おもちゃ選びのポイントとして『自ら(子ども)が関わることで、相手(おもちゃ)に変化が生まれる』モノをチョイスすることをおすすめしています。例えば、BRIOやMICKI社の『汽車』で遊ぶ子どもは、顔を床にくっつけて汽車を走らせて楽しんでいます。電池で走る汽車のおもちゃで遊ぶ子どもの様子と大きく違う点は『自分で考え、行動している』ことです。自分が主体となり、おもちゃに遊ばれていないのですね。
【子どもにお手本を見せましょう】
子どもは大人をお手本にして育ちます。よく遊ぶ子どもの家庭と遊ばない子ども家庭を比べてみると、よく遊ぶ子どもの家庭は大人が率先して積み木遊びを楽しんでいます。すぐに正解を教えるのではなく、お手本を見せてそこへ導いていきましょう。絵本を「読み聞かせ」を楽しむように、おもちゃも「遊び見せ」をして繰り返し遊びましょう。真似事を繰り返すうちに、自分で考え遊び始めるようになります。
【AI時代だからこそ「遊べる子どもたち」が必要】
スマホひとつで世界中の知識はすぐに手に入り、もはや知識だけではAIにはかなわない時代となりました。そんな時代だからこそ、AIには難しい自分で考え、行動する「主体性」が必要なのです。自ら考えて行動できる「主体性」を備えた「遊べる子どもたち」。
『大人になったとき必要な力』である『人間力』や『自頭力』を遊びを通して育める環境づくりに取り組みませんか?子どもの好きや興味を見つけて、好奇心の芽を伸ばしていきましょう。
近年、スマホや電池で動くおもちゃに囲まれて「おもちゃに遊ばれる子ども」や「スマホなしでは遊べない子ども」が増えています。自ら工夫や発見を繰り返しながら、何もない状況からでも自ら生み出し「遊び込める子ども」を取り戻しませんか?
遊びの環境を整えることを推薦することで、将来「学べる子ども」となり、「仕事を楽しめる大人」へと成長することにつながればと切に願っています。
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