【くらす】講師インタビュー「ウォルドルフ人形つくりの会」講師 斎雅子さん

 

みなさん、ウォルドルフ人形をご存じですか?

シュタイナー教育を背景にドイツで生まれた

素朴なお顔と羊毛がぎっしり詰まった

抱き心地の良いお人形です。

 

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*左からウォルドルフ人形B体・A体・C体

 

デポーでは、年に約4回

「ウォルドルフ人形作り」を開催しています。

みなさん、お子さんやお孫さんのために作ったり

今まで使っていたお人形が古くなったので

使える材料を使って小さいサイズにリメイクされたり

ちいさい頃、お母さんが作ってくれたお人形が

ボロボロになったので今度は自分で作りたい!

という大学生の男の子もいましたよ。

 

自分で作ったお人形は宝物だと思います。

そして、自分のためにお母さん、おばあちゃんが作って

くれたお人形は、かけがえのない存在になると思います。

ひとりひとり、想いを込めて作る「ウォルドルフ人形」を

指導してくださるステキな先生を今回はご紹介します♪

 

シリーズ【くらす】講師インタビュー

「ウォルドルフ人形作りの会」講師 斎雅子さん

 

斎さんは、とても穏やかでやわらかい雰囲気を

お持ちの方で、ウォルドルフ人形の世界にピッタリな

方だな~とお会いするたびに思います。

人形作りだけではなく、人形の服を編んだり、縫ったり

なんでもできちゃうので、いつも尊敬のまなざしです。

 

 

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斎さんにウォルドルフ人形との出会い、講師になろうと

思ったきっかけ、勉強中のエピソードをお伺いしました。

 

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■本当にしたいことをやろう

 

「七歳までは夢の中」松井るり子さんの著書です。

「七歳までは知的な事は教えないで

なるべく子どもを目覚めさせないように

夢の中にいるような状態のままおいておく」

というシュタイナー的教育法です。

この本の中にウォルドルフ人形が紹介されていて

とても素敵な人形だなと感動しました。

 

初めて作ったのは、上の子が2歳で

下の子が生まれてお世話のできる人形を

と考えたのですが、近くに教えてもらえる人がなく

本を見ながら材料も適当に作っていました。

結果、全然違うものに出来上がり…

 

それから、仕事と子育てに追われていましたが

病気のために仕事を辞めることとなり

自分にできることで、本当にしたいことをやろうと考え

心の中にあったこの人形だと思ったのです。

そして、きちんと習って広めていくことができればと考えました。

 

■出会い

 

講師の勉強中で大変だったのは、お人形以外にも

動物やちいさな小物など、種類がたくさんあり

納得していたはずのものが、違う作品を作っていると

また、わからなくなってしまったり…

 

ですが、はじめてウォルドルフ人形を日本に紹介した

「スウェーデンひつじの詩舎」主催 佐々木奈々子さんや

いろいろな講師の方達と出会い、その素敵な感性、人間性に触れて

感動したことは、今でも心に残っています。

 

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松井るり子さんは文筆家、絵本の翻訳

シュタイナー教育の本も多く執筆されています。

2015年にはデポー主催「保育創造セミナー」で

講演していただきました。

佐々木奈々子さんは13年間スウェーデンで暮らし

羊毛の手仕事を学び、帰国後「スウェーデンひつじの詩舎」で

ぱたぽん(ウォルドルフ人形講師)育成や講演、教室を

開催されています。

このお二人との出会い。

そして、斎さんの「本当にやりたいことをしよう」

という強い想いが、今につながっています。

 

デポーはシュタイナー関連の商品を多く取り扱っています。

子ども達が、安心して使える自然素材、形はとてもシンプル。

想像の世界を広げる優しい色合いと音は

まさにファンタジーの世界です。

この世界を象徴する「ウォルドルフ人形」を伝えてくれる方が

徳島にいてくれたことが、奇跡のように思えました。

本当にデポーにピッタリの教室です。

 

そこで、斎さんご自身の子育てで

ウォルドルフ人形や羊毛遊びをどのように活用されたか。

そして、ウォルドルフ人形作りを通してみなさんに

お伝えしたいことをお伺いしました。。。

 

 

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■子どもたちと共に

 

お兄ちゃんと妹、二人ともにベロア生地が気持ちいい

「ぽあぽあマリアちゃん」を作りました。

二人とも夜はいつも抱っこして寝ていました。

 

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妹は、ウォルドルフ人形で着せ替えや髪をくくったり

お風呂に一緒に入ったり、お世話遊びをよくしていました。

自分が作ったお人形をかわいがって遊んでいる姿は

何より私がうれしく、心があたたかくなりました。

二人とも大きく成長しましたが

今でも、その時の気持ちを忘れていません。

 

お人形以外の羊毛の手仕事では

子どもが作れるキットで小人作ったり

虹色の羊毛でモビールを一緒に作ったり

フェルト化させたりして遊んでいました。

ファンタジーの世界を親子で感じ過ごせていたように思います。

 

■心のつながり

 

親子のあたたかい心のつながりを感じながら

楽しく大切な子育て時期を過ごしてほしいと願っています。

我が子のために我が子を思いながら作ること

出来上がった人形で遊んでいる姿を見るうれしさ…

子ども達を愛おしく感じることが

このお人形でもっとできると思っています。

 

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興味がある方、初めて作る方、

お手伝いしますので、ぜひウォルドルフ人形を

作りましょう♪

 

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情報があふれ、スピードの速い今の時代では

自分の世界を持つことが

難しくなっているのかなと思います。

 

幼い頃に、自分の世界を持ち身近なものを見立てて

一生懸命遊んだ経験は、きっとその後の成長に

つながると思います。限られた時間の中で

大人も一緒に遊べるシュタイナーの世界は

親子のつながりと心を豊かにしてくれる

とても素敵な世界だと思います。

 

6月には「ウォルドルフ人形作品展」もあります。

お人形の販売(数量限定)やワークショップもありますので

ぜひ、体験していただけたらと思います。

*後日詳しくお知らせします。

 

最後に斎さんにとってウォルドルフ人形は

どのような存在かお伺いしました。

 

「私が求めていた保育感の象徴。

 私の感性にぴったりくるもの。

 幼いころに感じていた光のようなものを感じています。

 そして、我が子との思い出…」 

 

斎さんのお話しをお伺いしていて

改めて、斎さんの優しさ

すべての子ども達とウォルドルフ人形に

対する愛情の深さを感じました。

決して簡単につくれるものではないのですが

斎さんはとても丁寧に指導してくださいますし

何より、仕上がったときの喜びはとても大きいです。

 

ぜひ、手作りのお人形を大切な方に作ってみませんか?

残席、あります!

 

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ウォルドルフ人形作りの会

 

ウォルドルフ人形は羊毛や綿ジャージなど天然の材料で作ります。

目と口は小さく子どもの想像力の働く余地を残していること。

そして、その子どもにとって身近な人が作ること…

今回はB体(30cm)Ⅽ体(40cm)の中から

作りたいサイズを選んでいただけます。

 

〇4/30(日)、5/20(土)の二日間で仕上げます。

〇作るのは本体のみ、服は含まれません。

 

日時/4/30(日)、5/20(土)

10:00~16:00

*お昼をはさみますので昼食は各自でご用意ください。

 

参加費/   B体¥11500 ・C体¥12000

*はじめて参加される方は+¥500(材料費)

 

定員/5名様 

 

持ち物/  裁縫道具、昼食、飲み物     

(まち針、メジャー、裁ちばさみ、縫い針)

 

講師/スウェーデンひつじの詩舎ぱたぽん

      斎 雅子さん

 

(お申込みは4月23日まで)

 

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ご予約はお早めに!

ご参加お待ちしております。

 

 

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お問い合わせ お申し込みは

木のおもちゃデポー

徳島市沖浜町南開330-1

088−656−0636

(月曜定休or祭日月曜は営業で火曜休み)

駐車場は店舗前に10台
店舗裏に5台

教室にご参加の方は、店舗裏駐車場をご利用下さい。