「おもちゃを赤ちゃんに
どう与えていいか分からない」
「今のこの状態でわたし、『ママ』という
役割を果たせているんでしょうか?」
デポーには、不安をお持ちのお母さんたちが
たくさん来店してくださいます。
お母さんたちの強い味方が、
スタッフ福岡です。
福岡の接客後、再来店で
「子どもの遊び方が変わりました!」なんて
ご報告をたくさんいただきます。
実は、スタッフ福岡自身も一人目の子育ては
心配ばかりだったそう。
みなさんに、かつての自分を重ねています。
彼女が初めてお客として来店したのは、
2011年。1人目の出産直後に
実母をがんで亡くしたばかりのころです。
「母が亡くなり、自分には、
子育てのお手本となる人がいない。
どうしたらいいだろう?」
哀しみに不安、
色々な感情が押し寄せていた時期。
子育ても専門的知識をもって
「正しい」かかわりをしなければならないと
気負っていたといいます。
「赤ちゃんにとっては遊びが学び。
積み木を積んで、壊す、この繰り返しが
赤ちゃんは楽しいんですよ。
お母さんは、隣に寄りそって
一緒に喜んであげるだけでいいんです」
初めての来店で店長西原がお伝えした話は
「とてもシンプルで、
ふっと肩の荷が下りた」と
今でもよく覚えているそう。
家に帰って、遊ばせてみると、
確かにその通りでした。
赤ちゃんは、
積み木を積んでは壊すを繰り返すだけ。
真剣。
なのに、とても楽しそうで、
今、まさに世界を発見している
瞬間だということが見えてきました。
「何も知らなかったら、この行動に
何の意味があるんだろうと思っていたはず。
でも、西原さんの話を聞いた後だったから、
見ごたえがありました。
いつまで見ていても飽きませんでした」
以来、病気になったら病院に行くように、
子育てが分からなくなったら、
デポーを訪れたそう。薬のように、
「安心」をもらって帰っていました。
そして、求人が出ると一番に電話。
「保育園も決まってないけれど、
面接だけでもお願いします!」と。
今、「うまく子育てできているか、
不安なんです」というお客様に、
今、福岡は「私もそうだったし、
そのままでいいんですよ。
そう思ってるだけで、
いいお母さんですよ」とお答えしています。
ママ目線で、ママに寄り添うママ。
それがスタッフ福岡の身上です。
《第1話》
デポーコラム~まちなかの森からあなたへ~プロローグ
《第2話》
デポーコラム~まちなかの森からあなたへ〜①生涯のおきゃくさま
《第3話》
デポーコラム~まちなかの森からあなたへ~② はたらく”いちまいの張り紙『子どものおむかえにいっています』
《第4話》
デポーコラム~まちなかの森からあなたへ③“あそぶ”―おもちゃと赤ちゃん
《第5話》
デポーコラム~まちなかの森からあなたへ~④ くらす”――里山の丁寧なくらし
《第6話》
デポーコラム~まちなかの森からあなたへ~⑤ 一時退院して、いちばんにデポーに来てくださった、ちいさなお客さま
《第7話》
デポーコラム~まちなかの森からあなたへ~⑥ 修理は、ご家族の思い出を支えるとても幸せな作業
《第8話》
デポーコラム~まちなかの森からあなたへ~⑦ 木がつなぐ、木がいやす、止まった心の時間
これからの予告
⑨ありのままの、わたしでいい。ありのままの、わたしがいい
⑩いつも、誰かが気にかけてくれるから
⑪夢が、実現する場所
エピローグ 25年後の夢 みんなの育ちを育む、まちなかの森
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木のおもちゃデポー
徳島市沖浜町南開330-1
088−656−0636
(月曜定休or祭日月曜は営業で火曜休み)
営業時間 10時~18時
駐車場は店舗前に10台 店舗前東側7台